80Dを買って、バッテリーを充電してメモリーカードを入れて、レンズを取り付けたら、いざ撮影です。
モードダイヤルには沢山の撮影モードが用意されているので、順に見ていきます。
70DからCANONのデジタル一眼レフを本格的に使用してきましたが、最初に購入した一眼にはオート、絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアルなどの必要最低限のモードしかなかったため、70Dを触り始めた時には全くこういったモードには興味を示さず、マニュアルすら目を通していませんでした。
80Dの購入と共に改めて確認していきたいと思います。
簡単撮影ゾーン
このゾーンでは、カメラ任せで被写体やシーンに合わせた撮影が出来るモードになっています。初めてカメラを買ったら、この辺のモードをいくつか試してみるといいでしょう。
■シーンインテリジェンスオート
絞りやシャッタースピードが何なのかよくわかれないのであれば、全自動で撮影できるこのモードからスタートです。
細かい設定はできませんが、撮影シーンをカメラが判断して自動的に設定してくれます。
絞りやシャッタースピード、感度も全てオートになりますから、カメラ任せの撮影となります。
■ストロボ発光禁止
シーンインテリジェンスオートでは状況を判断してストロボも自動で発光してしまいますが、ストロボを発光したくない場合はこのモードを使用します。
■クリエイティブオート
このモードを選び、Qボタンを押すと、発色の傾向やぼかし、連写、ストロボの発光などを選んで撮影が出来ます。
モノクロで撮影したい時もここで選びます。
■スペシャルシーンモード
Qボタンを押すと、料理、キッズ、キャンドルライト、夜景ポートレイト、手持ち夜景、HDR逆行補正、ポートレート、風景、クローズアップ、スポーツなどのシーンに最適な撮影モードを選んで撮影できます。
■クリエイティブフィルター
Qボタンを押すと、ラフモノクロ、ソフトフォーカス、魚眼風、トイカメラ風、ジオラマ風、水彩風、HDR絵画調標準、HDRグラフィック調、HDR油彩調、HDRビンテージ調が選べ、撮影時にデジタルフィルターをかけて撮影が出来ます。
また、撮影後に撮影した画像に対してクリエイティブフィルタを適用する事もできます。
応用撮影ゾーン
応用撮影ゾーンでは、絞りやシャッタースピードなど、自分の好みで設定して撮影が出来ます。簡単撮影ゾーンでは、設定できる項目が制限されていたり、直接制御して撮影が出来なかったりするので、撮影に慣れてきたら、こちらの応用撮影ゾーンを試してみてください。
シャッタースピードと絞りが自動で設定されます。
前面のメインダイヤルを回すとシャッタースピードと絞りが最適な値になるように自動的に設定されます。
インテリジェンスオートではコントロールできない、シャッタースピードや絞りをコントロールして撮影できるので、インテリジェンスオートではコントロールできる範囲が狭すぎるとか、カメラの扱いに慣れてきたら、このモードが良いでしょう。
シャッタースピードを指定してで撮影したい場合に使用します。
30秒~1/8000までの間で、任意に設定できます。
暗い場所で手振れを防いで撮影したい場合であったり、スポーツで被写体ブレを減らして撮影したいなどに使用できます。
絞り値を指定して撮影したい場合に使用します。
絞りの値は、レンズの性能に左右されます。
絞りを開けて背景をぼかして撮影したいとか、逆に絞って風景を隅々まで綺麗に撮影したいなどで使用できます。
カメラの決めた露出ではなく、自分で判断した任意の露出で撮影したい場合に使用します。
極度の逆光であったり、スポットライトが当たっていたり、複数の外部ストロボを使用して撮影するなど、思い通りの露出で撮影したい場合に使用します。
■カスタム撮影モード(C1、C2)
撮影モード、ISO感度、AF動作、記録画質等の多彩な設定を2種類登録して、モードダイヤルを設定する事で読み出すことができます。
私が良く使うのは絞り優先が8割。
残りはシャッタースピードとマニュアルが2割くらいでしょうか。
撮影シーンによって使い分けをしています。
自分の使いやすい撮影モードを見つけてみてください。