カメラを入れて持ち運ぶカメラバッグはどういうタイプを使ってますか?
撮影スタイルや機材の量によって選ぶべきバッグが変わってきます。
今回はカメラバッグについて取り上げてみたいと思います。
そもそもカメラバッグというものは、どういうものかというと、
カメラやレンズ、フィルターやメモリーカードなどの小物を収納できるバッグを指し、
外周や間仕切りにクッションが入っていて、移動時の衝撃でカメラやレンズがぶつかって傷がつかないような配慮をされたものをいいます。
形も大きさも様々で、バックパック(リュック)タイプやショルダータイプ、ショルダーでもあまり厚みがなくスマートなものはメッセンジャーバックと言ったりします。
その他にもトートバッグのような形状だったり、古くからあるアルミケース、スーツケースのようなキャスターが付いたタイプもあります。
カメラだけが入るのではなく、半分は普通のバッグとしてのスペースがあり、ちょっとした荷物が入れられたり、外側からわからないように三脚が収納できるものもあります。
カメラバッグを選ぶ上で考慮する点は、
・どれくらいの機材を持ち運ぶか?
・どのように持ち歩きたいか?
・カメラ機材以外に入れたいものは?
といった項目でしょうか。
デジタル一眼レフカメラと交換レンズを2本程度でしたら、どのカメラバッグを選んでも問題ないくらいの量だと思います。
ですが、私の様にデジタル一眼レフを二台、交換レンズを4本、ストロボ2つに予備のバッテリーやメモリーカード、レンズバックをまとめて入れたい場合には大型のレンズバッグになりますし、それを担いで持ち歩くとかなり重いので、体に負担がかかります。機材が多い場合は、入れる機材の量だけでなくそれを持ち運ぶ人への負担も考えなければいけません。
機材の中でも、ストロボや70-200㎜といった望遠レンズは長くなるので、そういった機材の収納スペースも考えなければいけません。
■バックパック(リュック)タイプ
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バックパックタイプは、左右の肩に均等に力がかかるので、重い機材でも体への負荷が少ない特徴があります。
ただ、機材が重すぎると肩に力がかかり擦れて痛みが出たり、腰に負担がかかり痛めてしまう場合もあります。
中程度の機材の量な問題ないと思いますが、大きな容量のバッグに撮影機材を満載すると持ち運ぶのも大変になるので注意が必要です。
背負ったバッグから機材を取り出すには一度カメラを下ろして取り出す必要があるため、撮影しながらレンズ交換をするような使い方にはあまり向いていません。
バッグをどこかに置いて撮影できない、機材を持ち運びながら撮影するにはバックパックが合っています。
■ショルダータイプ(メッセンジャーバック)
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小型でスマートなものは自転車便などで見かけるメッセンジャーバッグタイプと言って、一見カメラバッグには見えないとっても洒落なものもあります。
肩にストラップをかけて持ち運ぶタイプなので、カメラを素早く取り出して撮影したり、レンズ交換するような時には向いています。
ですが、機材が重くなると片方の肩に負荷がかかり、それを補うために背中の筋肉や腰にも負荷がかかるので注意が必要です。
小型のショルダーバッグにレンズ数本やアクセサリーを入れて、レンズバッグとして使用する事もあります。
■アルミケース
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最近、このタイプのケースはあまり使っている人を見かけませんが、一昔前はこれが多かったです。
アルミケースの特徴としては頑丈!
ケースの上に乗って少し高い所から撮影というのもできます。
一本のストラップを肩から掛けて持ち運ぶことになるので、ショルダータイプのバッグと同様の体への負担になります。
■キャスタータイプ
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スーツケースのようなタイヤが付いたタイプは、重い機材でも転がして運べるので、体に負荷が少ないのが特徴。
平らな床ならいいですが、段差が多かったり、エスカレーターやエレベーターがないと持ち上げて運ぶこともあるので、機材が多すぎると結局重くて大変です。
ただ、ずっと使っていくと必ず壊れるので、修理か買い替えが必要になります。
バッグそのものの耐久よりもタイヤの耐久の方が低いので、その都度コストがかかることになります。
値段も少し高めです。
○こんな組み合わせもあり!
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容量のあるショルダータイプとキャリーカートを組み合わせるのもありです。
キャリーはしばらく使えば壊れるのですが、バッグそのものはまだまだ使えるので、キャリーだけ買い替えて使うというもの。
カメラバッグだけでなく他の荷物も運べるので、汎用性も広いです。
撮影の仕方によりカメラバッグが違ってきます。
用途に合わせて複数のカメラバッグを持っておくのもいいかもしれませんね。
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