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RAW現像用PC raytrek ZT【ドスパラ レイトレック】

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ドスパラから発売されているクリエーター向けPCの中でも、RAW現像を目的としたPCのraytrek ZT(レイトレック)を取り上げてみたいと思います。
RAW現像PC raytrek

 

raytrek ZTはドスパラから発売されているRAW現像用PCの中ではミドル~ハイエンドの位置にあり、ちょっとハイスペック志向のラインナップにある機種のようです。
価格は¥199980(税別)と、クリエーター向けPCとしては手を出しやすい価格設定となっています。

基本構成は、CPUにCore i7-9700 (3.60GHz-4.900GHz/8コア/12MBキャッシュ)、グラフィック NVIDIA GeForce GTX1160 Ti 6GB、メモリ32GB、HDD 2TB、SSD 512GB、DVDスーパーマルチドライブインテル Z390 チップセット ATXマザーボードとなっています。

RAW現像で必要となるスペックは、CPU、メモリ、ストレージの性能となります。これらの性能が低いと、現像時にファイルを開いたりする際の待ち時間や書き出しの時間が長くなります。

CPUのCore i7-9700は定格で3.6GHz、12MBのL3キャッシュを内蔵し、8コア12スレッドのCPUです。Lightroomではハイパースレッティングには対応していない様で、実際のコア数の方が重要のようです。9700はCore i7シリーズでも上位に位置するCPUなので、性能的も申し分ないと思います。

OS、現像ソフトはSSDへ、RAWデータはHDDへ保存して使用するのが一般的で、Lightroomのカタログは初期設定ではOSがインストールされているピクチャフォルダ内にあるのが普通ですが、カタログだけ別のSSDにするとパフォーマンスが上がるという事もあるので、予算に余裕があるならカタログ用にSSDを用意しても良いでしょう。
初期の構成ではOS用にSSD、データ用にHDDがそれぞれ一つずつ付いていますから、RAW現像用PCとしては必要最低限の構成となっています。

Lightroomでは重い処理をGPUへ処理を振り分けて、作業のレスポンスをよくするように設計されているようなので、ビデオカードが無くてもそれなりに動作はしますが、あった方がより快適に使えるという事のようです。
ですが、高くて性能が良いものを積んだらすごく快適になるとは限らないようなので、あればいい程度のものだと思った方が良いようです。
このPCにはGeForce GTX 1160が搭載されていますから、RAW現像だけでなくGPUを多用するゲーム等も快適にプレイできそうです。

 

ドスパラのraytrek ZTは、LightroomでRAW現像する上で十分な性能を持ったPCと言えます。
予算的に厳しい時はグラフィックボードかCPUを下のグレードに落としても良いでしょう。OS用のSSDが512GBと比較的少なめなので、そこを1TB位のものに変更してもいいかもしれませんね。

RAW現像PC raytrek

 

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