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CANON EOS RPの使用感

CANON EOS RP
今回はEOS RPを触った使用感を書きたいと思います。
中級クラスで一番お手頃の35mmフルサイズミラーレス一眼という立場でデビューしたRPですが、ボタンやダイヤルのレイアウトを見ると、EOS M5に似ています。

 

ボタンやダイヤルの配置

M5を殆ど使っていないので、どう違うか比べるのが難しいですが、RPの方がサイズ的に大きいので、シャッターボタンの近くにあるメイン電子ダイヤルはデジタル一眼レフと同等の操作になっていますが、サブ電子ダイヤルは背面に配置できるスペースが無いのか上面に配置されています。

EOS RP 上面
電源ダイヤルをあそこにあれだけ大きくスペースを取る意味がどこかにあるのかという疑問があります。
EOS Rでは小型の液晶が上部にありましたが、Rでは省略されています。
液晶が無いのであと1、2個くらいはボタンを置けそうな気もしますが、ボタン類は少なめです。

EOS RP背面
中級クラスのデジタル一眼を見ると、上面も背面も、もっと多くのボタンを配置していて、ワンアクションで色々な機能にアクセスできていますが、RPはスペース的な問題もあって、色々省略されているようです。
ISO感度やドライブモードなどは、専用ボタンが欲しい所です。

 

露出補正

使い始めて10分くらいは、公園の緑の近くで撮っていたので、気が付きませんでしたが、露出補正のやり方がわかりません。
EOS 80DやEOS 5Dを使っていると、操作性が結構違っていて、しばし考えたところ、背面のダイヤルが上部に移動していることを思い出して、ようやく露出補正ができました。

AFポイント選択

AFポイントは背面右上のボタンを押してマルチセレクターで設定できるのと、液晶画面をタッチして移動できますし、EVFを覗いている場合はタッチ&ドラッグも使用できます。5Dや7Dの様に、ファインダーを覗きながらのAFポイントの移動は慣れが必要にな気がします。

 

ファインダーの違い

EVFは店頭ではEOS Rと比べて、RPの方が若干性能が落ちるのは確認していました。
ピントが合ったエリアをよ~く見ると、若干粗く見れます。
粗いといっても、粗すぎてダメという印象は無いですが、その後に一眼レフ機の光学ファインダーを覗いてしまうと結構違う事に気が付きます。
光学ファインダーの方が周囲の空気感というか、雰囲気が見てとれるのに対して、EVFだとフィルター一枚通してみている印象です。
見た目は光学ファインダーの方が綺麗ではありますが、EVFの方が見た露出で撮れるので、安定して撮影ができるという大きなメリットがあります。
一眼レフ機と違う点は、ファインダーを覗いていない場合もライブビューの表示が続いているのが標準な点です。
撮影後に画像が表示されますが、一眼レフではバッテリー消費を抑えるためにその後は何も表示しないようにしています。
ミラーレス機のRPは撮影後に撮影した画像が表示された後にライブビューの表示に切り替わります。設定で変えればいいんですが、今の所、液晶でもEVFでも撮影するので、ライブビューの表示でも残しています。初期設定のままだと、省電力でモニターがオフになるのに時間がかかりますから、無駄にバッテリーが消費されている感がありますね。
更に、ファインダー部分にセンサーがあるので、お腹でセンサーが動作してずっとEVFの表示になっていることもあります。
その都度電源をOFFにしたりしていますが、カメラを持ったら電源ONでいてもバッテリー消費のない一眼レフと比べると、ちょっと気を遣う部分ですね。ボタンを押すと一発スリープとかあったらいいんですけどね。

 

感度、ドライブモード、WB設定

暫く使って、感度を設定する方法がわからない事に気が付きました。
専用の感度ボタンは無いので、メニューに入って設定しないといけないのかとも思いましたが、シャッターボタン近くのM-fnでアクセスできました。
撮影時は、そのシーンにあった感度に固定して撮影するので、頻繁に使う機能です。
M-fnを押すと、ISO感度、ドライブモード、AF動作、WB、ストロボ露出補正にアクセスできるので、頻繁に使う事になりそうです。
でも、一つのボタンでこれだけの機能があると、とっさに設定を変えたい場合はちょっと不便だと思いました。
やっぱり、5D、80D系と比べてしまうと、操作性が一段悪くなるのは仕方のない事なのかもしれません・・・
ライブビュー表示から、QsetボタンでもAFやWB関係の機能にアクセスはできますが、機能がたくさん並びすぎていて、ここから瞬時に選んで設定するのは、相当な訓練が必要になる気がします。

 

ボディサイズ

ボディのサイズに関しては、小さすぎずに丁度いい感じに思えます。
M5やKiss M位のようにグリップがもっと小さい方が良いという声も聞こえますが、指がグリップを通り越してしまうようだと、指でボディを掴むようにして持つことになるので、長時間カメラを持つときは疲れてしまうんですよね。
5Dなんかはもっと大きくて操作しずらくないのかという声もたまに聞きますが、指先でつかむのではなくて、手のひらでホールドするようにしてカメラを持つので、長いこと撮影する際は逆に疲れにくくて良いですね。
重さは、レンズがRF 35mm F1.8なので、ボディとの相性も良く軽量で持ち運びやすいですね。まだ、重いレンズを付けて撮影していないので、その際はまた違った印象になるかもしれません。

 

ストラップ

付属のストラップは80Dや5D等と比べると、やや細めのストラップが付属していました。ボディが軽いので、細めのストラップが付属なんでしょうけど、重量級のレンズを付ける場合は、細いストラップだと圧迫されて血の巡りが悪くなったりしますから、注意した方が良いです。

 

という事で、二日ほどRPを触って操作性やら雑感を書いてみました。
もう少し触ったら違う印象も出てくるかもしれませんので、気がついたら記事にしたいと思います。

 

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