今回は、EOS RPのAF性能をレビューしてみたいと思います。
テストで撮影したので東武亀戸線です。
東武亀戸線は亀戸駅から曳舟駅間のとても短い路線で、1分足らずで隣の駅に着いてしまうほどの駅間です。
撮影に使用したレンズはEF 70-200mm F2.8L II IS USMをアダプターを使用して撮影しています。
一眼レフでは申し分ない性能を発揮するレンズですが、RPで使用するとどうなのかというのもチェック対象です。
EOS RP AFテストの設定、基準
撮影は、絞り優先F4固定、サーボAF、一点AF中央固定、5コマ/秒、JPEG(L)の設定で撮影しています。
200mmでおよそ画面いっぱいになるような位置からシャッターを押しっぱなしにして、広角側にズームしながら、追い切れずに車体が画面に入りきらなくなるまで撮影しています。画面内に収まっている写真を10コマまでさかのぼってピントの有り無しを評価しています。
合計4回撮影して、10コマx4回のピントをチェックしています。
EOS RPのAFテスト検証
4回撮影してみた結果、驚くことにピントを外したカットがありませんでした。
駅間が短くカーブがあり、電車のスピードがそれほど早くないというのと、薄曇りで光の条件がよかったというのと、被写体が大きく後ろにフォーカスがずれるような条件ではなかったというのがあるかと思います。
こういった撮影条件がピントを外しにくい条件だったのも有利に働いたのかもしれませんが、EOS RPのAF性能がとても優秀であるというのがわかりました。
実際にこのカメラで人物を撮影するのであれば、もっと遅い動きを撮影する事になるでしょうから、十分な距離を置いて望遠で撮影するのであれば似たような条件になるはずですから、多少ピントを外したところで、十分撮影できるのではないかと思います。
上位機種のEOS Rは、サーボAFでの撮影枚数は5コマ/秒との事なので、EOS RPと同等となります。一眼レフは専用のAFセンサー+画像処理エンジンのDigicでAFを測定していますが、ミラーレス機はイメージセンサーとDigicで行っているというのを考えると、二つのカメラ間で大きな差が出にくいのかもしれません。むしろ画素数の少ないRPの方がデータ処理が軽いはずなので、サーボAF時の連写枚数は稼げるはずですが、あえて5コマを上限としたのかもしれません。
という事で、EOS RPのAF性能はとても優秀なのがわかりました。
スポーツ撮影を中心に行いたいとなると素早い動きを撮影するのには連写枚数がやや足りない気がしますが、普段のスナップ撮影+たまにちょっとしたスポーツ撮影程度なら、十分使っていけるだけのスペックがあるのではないでしょうか。
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