東京写真館

カメラとか写真とかボチボチと・・・

CANON EOS M100、M6、M5徹底比較

f:id:yamato_hana:20161125131507j:plain

今回はCANON EOS M 100、M6、M5の3機種、Mシリーズの徹底比較です。
M100の発表で3機種ともDigic7世代となり、画素数も2420万画素と揃い、3機種の違いがどこにあるのか?という疑問を徹底的に検証していきたいと思います。

 

EOS Mシリーズ概要

CANONのEOS MシリーズはAPS-Cサイズのイメージセンサーを搭載したレンズ交換式のミラーレス一眼です。
スマホやコンパクトデジカメと違って、センサーのサイズが大きく、画質がとてもいいのが特徴。
レンズマウントはEF-Mマウントで、APS-Cサイズのセンサーと短いフランジバックに最適化して設計されているので、デジタル一眼レフ用のEF、EF-Sレンズに比べると小型軽量になっています。
マウントアダプターを使用する事で、一眼レフ用のEF、EF-Sレンズを装着することができ、また、外部ストロボや動画撮影用のマイクも装着できるため拡張性にも優れいています。

 EOS M100、M6、M5スペック比較

  M100 M6 M5
素数 2420万 2420万 2420万
オートフォーカス方式 デュアルピクセル CMOS AF デュアルピクセル CMOS AF デュアルピクセル CMOS AF
測距点 49点 49点 49点
EVF 無し オプション 内臓
シャッター 1/4000~30秒 1/4000~30秒 1/4000~30秒
5軸手振れ補正
動画時
対応 対応 対応
内臓ストロボ 有り 有り 有り
外部ストロボ 使用不可 使用可 使用可
連写速度 6.1コマ/秒(AF無)
4コマ/秒(AF有)
9コマ/秒(AF無)
7コマ/秒(AF有)
9コマ/秒(AF無)
7コマ/秒(AF有)
連続撮影枚数 JPEG(L)89枚 JPEG(L)26枚 JPEG(L)26枚
ワイヤレスリモコン 不可 可能 可能
リモコン端子 無し 有り 有り
画像処理 DIGIC 7 DIGIC 7 DIGIC 7
動画撮影 Full HD30fps等 Full HD60fps等 Full HD60fps等
動画形式 MP4(MPEG4) MP4(MPEG4) MP4(MPEG4)
液晶 タッチ対応3型
上方チルト
タッチ対応3型
上下チルト
タッチ対応3.2型
上下チルト
無線LAN
外部マイク ×
バッテリー LP-E12
写真295枚
動画1時間20分
LP-E17
写真295枚
動画1時間40分
LP-E17
写真295枚
動画1時間25分
重さ・大きさ
(幅/高さ/奥行)
302g
108/67/35
390g
112/68/44
427g
115/89/60
発売日 2017年10月 2017年4月 2016年11月

素数

3機種とも画素数は2420万画素。
L(6000×4000)、M(3984×2656)、S(2976×1984)サイズのJPEGで記録はできますが、EOSシリーズの中級機以上にあるM、SサイズのRAWには非対応。

オートフォーカス

M10まではハイブリッド CMOS AF II方式で位相差AF+コントラストでしたが、デュアルピクセル CMOS AFになりました。
ハイブリッド CMOS AF IIはAFが遅かったり迷ったりすることが多かったのですが、デュアルピクセル CMOS AFはイメージセンサーの大半がAFセンサーとして動作するので、ライブビュー時の高速で安定したAFを実現しています。
EVFが標準搭載されているEOS M5にはEVFを覗きながら液晶画面をタッチすることで、AFエリアを直感的に移動できるタッチ&ドラッグAFが搭載されています。

EVF

最上位機種のEOS M5は内臓、EOS M6はアクセサリーシューに取り付ける事で対応しています。(別売りオプション) EOS M100ではアクセサリーシューも無いので不可となっています。
EVFは(エレクトロニック ビュー ファインダー、Electric ViewFinder)の略で電子ビューファインダーの事です。
デジタル一眼レフは光学式のファインダーとなりますが、ミラーレス機は構造上同様の光学ファインダーがありません。
イメージセンサーで捕らえた映像を電子ファインダー内の液晶画面に映し出してそれを覗いて見るというもの。
液晶画面があるから必要性があるのかという事ですが、明るい昼間では液晶モニターは光の影響で映像を確認しにくいデメリットがあります。
EVFだと光の影響を受けにくいので、比較的見やすいというメリットがあります。

ストロボ

3機種ともガイドナンバー5の内臓ストロボがあります。 EOS M5、M6はアクセサリーシューに、光量の大きい外部ストロボを装着する事が可能です。
デジタル一眼レフのEOSシリーズ用の600EX II RTや430EX III RT等をそのまま使えます。
EOS M6はアクセサリーシューが一つしかないので、ストロボとEVFは同時に使用できません。

連写、連続撮影枚数

ワンショットAFとサーボAFで連写枚数が異なり、EOS M100はワンショットAF6.1コマ/秒、サーボAF4コマ/秒。
EOS M5、M6は共通でワンショットAF9コマ/秒、サーボAF7コマ/秒となっています。
ワンショットAFは一度AFが合ったら、そのままピントを維持するもので被写体が動かない場合に有効です。
サーボAFはピントが一度会ってからも動く被写体に合わせてAF動作をし続けるもので、主に動く被写体を撮影する際に使用します。
連続撮影枚数は連写枚数が少ないからか、Digic7の最適化が進んだからか、EOS M100でJPEGラージで89枚。EOS M5、M6はそれぞれ26枚となっています。

動画機能

動画撮影の機能は三機種とも4Kには非対応で、EOS M5、M6はFHD60fpsまでで、EOS M100はFHD30fpsとなっています。
M5、M6はタイムラプス動画の撮影に対応しています。

液晶画面

EOS M100、M6はタッチ対応3型の液晶で、M5は一回り大きなタッチ対応3.2型の液晶になっています。
3機種ともチルト式の角度調整ができますが、EOS M100は上方にだけ180度、EOS M6は上方に180度+下方に45度、M5は上方85度+下方180℃となっています。
EOS M5の液晶は下方に180度の回転なので、三脚を使用して液晶を確認しながらの撮影が難しいというデメリットがありますが、手持ちの自撮りならば問題ありません。
EOS M100は上方にのみ180℃なので、ローアングル撮影は良いですが、ハイアングル時に液晶画面を見ながらの撮影がやりづらいという感じでしょうか。

マイク

3機種とも内臓のステレオマイクがありますが、外付けのマイクが使用できるのはEOS M5、M6の2機種のみです。
録音レベル調整可能、ウィンドカット機能、アッテネーター機能あり

バッテリー

EOS M100だけ容量の小さなLP-E12で、M5とM6はLP-E17となっています。
ですが、撮影枚数は同じで295枚(CIPA規格)となっています。
動画に関してはM6が動画1時間40分で一番長く、M100が動画1時間20分、M5が動画1時間25分です。
後から出てきた機種の方が省電力に力を入れているのか、同じバッテリーでもより多く撮影できるようになっているようです。
動画に関してはAFを使わずにこの時間だと思うので、AF動作が入るともっと撮影時間が短くなると思います。

 

サイズ・形状

EOS M100はグリップ周りが飛び出ていないので、一番コンパクトに見えます。
重さも約300gととても軽量なので、持ち運びにも便利だと思います。
EOS M5、M6は持ちやすさを配慮してグリップが突起しています。
また、M5に関してはEVFの部分が突起しており、一眼レフに似た形状になっています。
グリップに関しては人によっていろんな好みがあるので難しい部分ではありますが、指の置きどころがないと持ちづらいですし、グリップが小さすぎると指先でつかむようにして持つことになるので、長時間の撮影だと指が疲れます。
実際に触ってみて確かめてから購入するのをお勧めします。

総評

EOS M5はMシリーズのフラグシップ機。操作性や機能性を追求しています。
M6はM3の後継に機種で、拡張性に優れたミドルクラスの機種。
M100はM10の後継で、割り切った性能からレンズ交換ができるコンデジ的な手軽さがあります。
このクラスのカメラに何を求めるかによって選ぶ機種が変わってくるのだと思います。
ミラーレスのMシリーズは現状ではデジタル一眼のEOSシリーズと比べてしまうと動体撮影に弱い傾向があります。
風景や植物などを沢山撮る方にとってはそれほど気にならないとは思いますが、撮りたい瞬間で撮影できないので、動いているものを撮るには向いていません。
とはいえ、デジタル一眼レフよりも小型・コンパクトで気軽に使える上に高画質となるとCANONでは他に選択肢がありませんから割り切って使うのであれば十分使える機種ではないかと思います。
私は5Dをメインに80Dも使っていますから、普段使いのミラーレスはM100クラスのスペックでも十分良いと思ってしまいます。