今回はトキナー AT-X M100 PRO Dの絞りによる絵の違いを見ていきたいと思います。
絞りは被写界深度をコントロールするもので、絞れば広い範囲でピントが合っているように見えます。逆に解放気味で撮影すれば、ピントが合っているように見える範囲が狭くなります。
絞れば絞るほど光量も少なくなるので、シャッタースピードも落ち、暗い場所では手振れや被写体ブレも起きやすくなります。
使用したカメラはフルサイズデジタル一眼のCANON EOS 5D Mark4です。
AT-X M100 PRO Dの絞りをF2.8、F4、F5.6、F8の一段ずつ変えて撮影しています。
F2.8
F4
F5.6
F8
右上のバラにピントを合わせて撮影しています。
F2.8では右上のバラだけピントが合い、絞れば絞るほど隣の花のディテールが現れてきます。
同時に奥にある花のボケ具合も大きく変化しているのがわかると思います。
100mmの中望遠レンズなので、被写界深度が浅いですね。
同様にアジサイも撮影してみました。
F2.8
F4
F5.6
F8
紫陽花の様に大きな花でF2.8の解放で撮影すると、ほんの一部しかピントが来ません。
ピントを置く位置にもよりますが、少し絞って撮影した方が良いですね。
トキナー AT-X M100 PRO Dは、ピントの合っている部分はしっかりシャープ。
そして、ボケかたも変にゴワゴワせず、ナチュラルな優秀なボケが出ます。
良いレンズに出会ったようです。
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