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CANON EOS RPを触ってみる

EOS RP

 銀座のCANONショールームで、発表されたばかりのEOS RPを触ってきました。
展示されていたのは、ブラックとシルバーの二台で一台には24-105mm、もう一台には35mmが付いていました。
順番待ちでしたので、あまり長々と触っていられず、35mmが付いたRPを数分触ってきました。

 

CANON EOS RPはフルサイズミラーレス、EOS Rシリーズの最新機種で、二台しかないですがラインナップでは一番安価な機種。
2600万画素CMOSセンサー、Digic8を搭載して、ボディのみ15万円台からと手ごろな値段の機種です。
ショールルームのスタッフの方が言っていましたが、フルサイズ版のM5といった位置づけで開発されたようです。
上位機種のRがあって、おそらく中身の処理はほぼ同じで小型軽量に開発されたものと思います。
持ってみた印象は、単焦点レンズが付いているせいもあって、軽く感じました。
サイズに関しては、Rに比べても小型にはなっていますが、小さすぎるという印象は無く、Rシリーズの重いレンズを付けるのであれば、これくらいのグリップがあった方が良いと思いました。変にグリップが小さすぎると、逆に持ちにくくなりますから、小型軽量を意識しすぎて、Mシリーズ並みに小さくされなくてよかったです。
操作性に関しては、確かにMシリーズに近いかなぁと思います。
5Dの様に色々なボタンが付いていて、一発でその機能にアクセスできるというのではないので、素早く設定を変えて撮影するというのはちょっと難しそうです。
日々のスナップや風景などを高画質のフルサイズセンサーを持ったカメラで撮りたいという方向けですかね。
もしくは、ガチのカメラは別で持っていて、気軽で高画質なカメラをサブで使いたいという方にはぴったりかなと思います。

ワンショット(AF.S)で5コマ/秒、サーボ(AF.C)で4コマ/秒ですから、スポーツをちゃんと撮るには若干役不足に感じます。
もちろんスポーツの種類にもよるでしょうけど、そういったシーンではあまり役には立ちそうにありません。

採用されている2600万画素センサーは、おそらくEOS 6D MarkIIの物を改良して使用されているものと想像できます。RやKiss Mと同じように、ミラーレス機用にセンサーの読み出し周りを改良して、高速化を計ったのではないかと思います。

従来のEOS Mシリーズは小型軽量で、お手軽な機種ではありますが、専用レンズがそれほどありません。高画質なレンズはEFやEF-Sレンズを使用可能ですが、アダプターを介して装着するとやや大きくなり不格好になりがち。
RPにRFレンズなら高画質なレンズをそのまま装着できて、とてもスマートです。
フルサイズならではの高画質で、更に専用設計されたレンズも画質的にもとても綺麗となれば、玄人が使うカメラとしても十分満足の行くカメラになりそうです。

 

EOS Rの仕様やスペックがいまいちで、20万前後の値段に見合わないと思うユーザーも割り切ったスペックと値段のRPなら買っても良いかと思うユーザーも結構いるかもしれませんね。
また触る機会があったら、追加で感想を書いてみたいと思います。

<追記> 
EOS RPが発売されて店頭で触れたので追記です。
RPのファインダーはミラーレスですから当然ながらEVFです。
EVFは中の液晶の解像度によって見えやすさが違ってきます。
隣にあったEOS Rはとっても綺麗な液晶でしたが、RPはやや粗い液晶でピントが合った場所にはややジャギが見られます。見やすさというか綺麗に見えるという点ではRの方が一段上ですね。
あとエクステンショングリップはボディが小さくて、指が余り持ちにくいから作られたのではなく、レンズを装着して三脚を使用する際にレンズと三脚の雲台がぶつかって装着できない事態が発生したため、それを改善するために用意されたとの事です。
バッテリーが入るわけでもないのに、何のためにあるんだろうと思っていましたが、そういう落ちがあったんですね。

 

 

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