モニターキャリブレーションツールdatacolor Spyder Xの設定編です。
Spyder Xに付属しているものは、キャリブレーションセンサーと簡単な説明書、シリアルナンバー位です。
ソフトはWebサイトかダウンロードしてインストールする方式なので、CD等は付属していません。
セットアップ開始前に、液晶モニターを30分付けっぱなしにしておきます。
暫く稼働させておくことで動作が安定するそうです。
更に、部屋の明るさによってモニターの明るさをコントロールする機能や省電力機能はOFFにしておきます。
また、色やコントラストなどをいじっている場合は、初期値に戻しておきます。
まずはソフトをダウンロードします。
↓datacolorのHPからダウンロードができます。
http://datacolor.jp/spyderx/main/startup.html
購入したバージョンとOSを選択してダウンロードしてください。
ダウンロードしたら、ソフトをインストールします。
メッセージに従ってインストールするだけです。
言語は”Jpanese”を選択後は、次へで構いません。
Spyder X のキャリブレーションセンサーをUSBポートに挿します。
ドライバが自動で読み込まれますが、Windows7の場合は自動認識してくれないので、ドライバを手動で選択してください。
インストール先にWindows7用のドライバが用意されています。
インストールしたソフトを起動します。
途中でシリアル番号を使ってアクティベーションを行います。
名前とメールアドレスを入力して、アクティベーションを行うと、ライセンスコードが発行されます。
念のためメモするかプリントしておきます。
アクティベーションはPC1台に付き一回行います。
(次回からはアクティベーションは不要です。)
出てくる画面の順にセットアップを進めます。
デスクトップ、ノート、プロジェクターからモニターのタイプを選びます。
デスクトップとノートでは出てくる項目が違ってきます。
(PROにはプロジェクターがないかもしれません)
モニターの種類を選択します。(わからない場合は不要です)
コントロールの識別では、モニターをコントロールできる項目を選択しておきます。
ディスプレイテクノロジーではモニターのタイプを選択します。
10bit対応だったら広色域ですが、普通のモニターなら標準LEDで良いでしょう。
詳細手順アシスタントで開始します。
センサー分部が二つに分かれるので、
表側が見えるようにして画面中央に配置します。
画面とセンサーの間に隙間ができない様にします。
キャリブレーション中は緑や赤や黒などの画像が順に表示され、センサーで計測されます。
SpyderXは従来製品よりも、キャリブレーションが高速化されているそうなので
数分で作業は終了します。
最後にキャリブレーション結果が表示されます。
左がキャリブレーション前、右がキャリブレーション後です。
キャリブレーション前は、やや青味がかっているというのか、彩度が低く感じます。
デスクトップの液晶モニターの場合は、モニターの明るさの調整が間に入ります。
200cd位に調整する必要があります。
センサーの外側には環境光を計測するセンサーがあるので、周囲の明るさも計測します。
モニターのタイプを選択する以外は、6500K、ガンマ2.2の初期値の設定をいじらなくても問題ありません。
Spyder X PROの実勢価格は2万円台前半。
安い液晶モニターが買えてしまう値段ですが、私は結構重要なツールだと思いましたので、迷いなく購入しました。
1ライセンスで5台までは使用できるので、デスクトップとノートを両方で使ったら、一台あたりは1万円位になると考えれば、それほど高い値段でもないと思いました。
Eizoのハードウェアキャリブレーションに対応したモニターでは、SpyderXのOEM版を使用しているようなので、これを買っておけば、Eizoのモニターでも問題なく使用できるんじゃないかと思います。
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