東京写真館

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Adobe Lightroom(クラウド版)のバックアップ

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Adobe Lightroomクラウドにデータを置くタイプのRAW現像ソフトです。
フォトプラン(20GB)、Lightroomプラン(1TB)だと月額¥1000ほどで使えるのでとても手軽に使えます。
クラウドにデータを置くLightroomを選んで現像を始めたのは良いのですが、クラウドの容量もすぐにいっぱいになってしまうので、JPEGに書き出してクラウドから消して容量を増やさないといけません。
完全に消してしまうと、後でやり直しができないので、今回はLightroom単体でバックアップする方法を説明してみたいと思います。

 

バックアップの方法は簡単で、JPEG等として書き出す要領で書き出したい写真を選択します。ファイル→書き出しを選び、ファイル形式を「元画像+設定」で書き出しを行います。モバイル版にはこの項目が見当たりませんのでPC版のみの機能だと思います。

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元データがRAWの場合は、RAWの元データ+xmlファイルがセットで保存されます。
元データがJPEGの場合は、jpegのみになりますが、内臓のExif情報に現像情報が書き込まれているようで、xmlファイルが無くてもLightroomやCameraRAWで読み込むと現像が再現されます。

 

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現像されたデータとわかるようにあえて露出を上げてぶっ飛んで露出調整しています。
これを上の手順で書き出した後にBridgeからCameraRAWで読み込むと下の画像になります。

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露光量のパラメーターが上がっていて、現像内容が反映されているのが確認できます。
同様にLightroom Classic CCでもパラメーターが反映されているのを確認できました。

 

クラウドからデータをダウンロードする事になるので、写真の枚数が多い場合は、ローカルのPCのストレージ容量に注意しましょう。
写真の枚数が多いと時間がかかるので、数回に分けてバックアップを取るようにしましょう。

 

クラウドと同期している写真データのバックアップ方法はもう一つあります。
Lightroom DownloaderというAdobeが用意しているソフトを使用します。
WindowsMacOS用に用意されているプログラムをダウンロードして、クラウドと同期している写真のデータをダウンロードしてバックアップを取ります。
Adobeに解説サイトがありましたので、詳しくはそちらを参照してください。

同期した Lightroom 写真とビデオをクラウドからコンピューターにダウンロード

 

 

クラウドに同期されている画像は、Lightroom(クラウド版)から同期された画像は元データとして同期されます。
それに対して、Lightroom Classicから同期される画像はスマートプレビューになり、元の画像よりも小さいものになります。


Lightroom Classicも同時に運用しているなら、Lightroom CCとLightroom Classicをクラウドを通じて同期もできるので、書き出さなくてもLightroom Classicで管理が可能です。

Lightroom Classic CCとLightroom CCの同期