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Lightroom Classic 現像データの移動、コピー【カタログ、引っ越し】

Lightroom Classicの写真ファイルはカタログという管理ファイルと紐づいており、使用しているPC以外では簡単には続きの現像が出来ません。
現像途中のファイルをコピーして、新しい環境に移行して現像を続ける方法を紹介します。

 

 

クラウド版のLightroom(Lightroomエコシステム)は、写真もカタログもクラウドにデータを置くので、PCだけでなくスマホタブレットからも編集ができます。
それに対して、Lightroom Classicは写真やカタログファイルがローカルストレージに保存されているため、写真やカタログデータを移動させない限り他のPCでは編集の続きが出来ません。

 

カタログの書き出し方法


LightroomClassicに読み込まれている写真で、カタログとして書き出したい写真を選択します。
ライブラリモジュールのフォルダーで複数のフォルダーを複数選択してまとめて書き出す事も出来ます。
フォルダやファイルを選択した状態で、「ファイル/カタログとして書き出し」を実行します。

ファイル名を入れます。
画像ファイルを一緒に保存する場合は「元画像を書き出し」にチェックを入れます。
スマートプレビューやプレビューを含める場合はそれぞれチェックを入れます。
スマートプレビューやプレビューはなくても構いません。
スマートプレビューは現像用の小さいサイズのデータを作成して処理を早くすることが出来ますが、ストレージを消費します。
プレビューは表示する一時的な画像を作成する事で描画が早くなりますが、自動で再作成されます。


「****.lrcat」はカタログファイルの本体です。
「****.lrcat-data」はLightroom11以降で採用になったファイルで、これも必要なファイルになります。
写真は各フォルダに入っています。
プレビューファイル等を含めている場合は、その分のフォルダが増えます。
画像の枚数によっては時間がかかります。

 


カタログの読み込み

これまでに書き出したカタログや写真のファイルを、移動先のPCや外付けのSSD、HDD等にコピーをします。
LightroomClassicへ読み込みをするには、「ファイル/別のカタログから読み込み」を押して、先ほど書き出したカタログファイルを読み込みます。

読み込みした後に、正常に読み込まれているかを確認します。

 

*書き出したカタログをそのまま開きたい場合は、「ファイル/カタログを開く」を選択します。
今読み込んでいるカタログに追加で読み込みたい場合は、「ファイル/別のカタログから読み込み」をおこないます。

 

SSDやHDDに保存したデータはそのまま編集することが出来ます。
SSD/HDDを付けかえれば、複数のPCで現像が出来ます。
SDカードやUSBメモリーといったリムーバブルデバイスに保存しても、そこから直接読み込むことが出来ません。

 

データの整理や移動をしていて、画像ファイルが正常に表示されなくなった場合はこちらを参照してください。

>>>Lightroom Classic 元のファイルが見つからない時の対処法

 

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