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リコーイメージング、板橋区にペンタックスカメラ30台を寄贈

リコーイメージングは、元JAXA宇宙飛行士の山崎直子さんによる環境講演会に合わせ、板橋区ペンタックスカメラ30台を寄贈しました。

 

 

 

 

デモ機材として使用されていた旧型機を、地元板橋の教育委員会を通じ、区内の学校へ寄付されました。 古い使い道の無い機種を寄付するという、ホッコリとした話題のようですが、私はこれを読んでウルッときてしまいました。
現在はリコーイメージング株式会社という社名ですが、元々は旭光学工業株式会社という社名で、世界初の一眼レフカメラを開発しました。
フィルムの一眼レフやコンパクトカメラのほかに、645や67の中判カメラ、双眼鏡、望遠鏡などの光学製品を世に出し、世界でも有数なカメラ、光学メーカーとして多くのユーザーに支持を得てきました。 以前からペンタックスブランドとして展開していましたが、2002年に社名もペンタックス株式会社に社名変更した矢先、2008年のHOYA株式会社による買収でHOYAの傘下に入ります。
2011年、元ペンタックスのカメラ事業をリコーに買収されてペンタックスリコーイメージング株式会社を発足し、2013年に現在のリコーイメージング株式会社になっています。
(医療機器部門やデジカメのコンパクトデジカメのレンズユニット部門等はHOYAに残りました)

 

実はリコーイメージングの開発の拠点は、旭光学工業時代から板橋区の前野町にあります。
HOYAに買収されて本社の建物自体は売却されていますが、開発の入る建物はそのまま同じ場所にあり、そこでデジタルカメラの開発が続けられていました。
リコーの買収後も建物自体はHOYAの所有物で(*1)、テナントとして家賃を払って使っていましたが、このほど開発の拠点を大田区へ移す事になりました。旭光学工業の時代から60年以上も板橋の地でお世話になってきた事となります。
(*1その後もしかしたら他社へ売却されているかもしれません)

 

カメラを板橋に寄付したのは、これまで60年以上もこの地でお世話になったペンタックスの恩返しだったんでしょうね。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20151001_723682.html

 

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