Adobe Lightroom Classicでテザー撮影に対応するカメラに関して取り上げたりと思います。
テザー撮影は、カメラとPCを接続して撮影して、撮影した写真が直接PCに転送されLightroomに取り込み、色味の確認などをその場で行うことが出来るため、商品撮影など効率よく大量に撮影したい場合に便利な撮影方法となっています。
Lightroomが対応するカメラ
Lightroom Classicで正式に対応しているカメラは、CanonとNikonの2社から発売されている機種に限られます。
それ以外のカメラは正式には対応しておらず、カメラメーカー独自の対応になるようです。
Adobeのサイトに掲載のある対応リストはこちらです。
>>>Lightroom Classic にテザーできるカメラのリスト
最新のカメラの対応状況
新しいカメラへの対応はやや遅くなる事があります。
その理由は、Adobeではカメラメーカーが提供しているSDKを元にテザー撮影に対応しています。カメラメーカー側からSDKの提供がなされた後にLightroom側で対応するので、対応するのに時間がかかるようです。
Mac OSの対応状況
過去2バージョン(Mac OS13、14)に於いては、テザー撮影が動作しない不具合が出ています。
Mac OS13の時は、知らぬ間にアップデートで直っていたようですが、Mac OS14のメジャーアップデート後にまた再発しているようです。
Lightroom側ではなくOS側の問題ですから、OSのアップデートは慎重に行うべきだと思います。
古いカメラへの対応
対応一覧にある全てのカメラが、現行のOSやLightroomのバージョンで動作するかという事ですが、全てのカメラで動作チェックはしていないようです。
カメラメーカーは新しいカメラを発売したら、およそ2~4年間製造します。その後サポート期間で7年(Canonの場合)は修理などのサポート期間を設けています。
恐らくですが、カメラメーカーが配布しているSDKもそれくらいの期間はサポートしているのではないかと思いますが、発売から時間が経った古い機種はAdobeではチェックせずにプログラムをリリースしているそうです。
ですから、一覧にカメラが掲載されていても、古いカメラに関しては最近のOSやLightroomでは正常に動作しない可能性があります。
テザー撮影をするために、古い中古のカメラを購入するという場合は、正常に動作しない可能性があることは頭に入れておいた方がいいかもしれません。
不具合が起きた際の原因特定が難しい
原因の特定がなぜ難しいかというと、カメラが故障していれば当然動作しませんが、OSかPC(ハード)側がおかしなことになっていたり、Lightroom側に不具合があって認識しない可能性もあるので、不具合がどこにあって正常に動作していないのかを確認するのが難しくなります。
同じカメラが2台あって1台だけ認識するならカメラがおかしいのが特定できます。
PCが2台あって1台でしか認識しないなら、OSかPCがおかしいのがわかります。
Lightroom側の不具合だと、どの環境でも認識しません。
Text by yamato
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