東京写真館

カメラとか写真とかボチボチと・・・

EOS 80Dで一眼動画

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CANON EOS 80D

EOS 80Dでは、APS-CサイズのCMOSイメージセンサーを使用してデジタル一眼レフですが動画も撮影ができます。
以前のデジタル一眼レフでは写真の撮影時だけシャッター幕が開いて光を通して撮影していましたが、コンパクトデジカメの様に液晶画面を見ながらライビューでの撮影ができるようになり、常にセンサーに光が通り液晶モニターに映し出せるようになりました。その映像を動画として保存できる様にして進化してきたものが、現在のデジタル一眼レフの動画撮影機能、一眼動画となります。

 

デジタル一眼の動画は、一般的なビデオカメラよりもセンサーが大きく、非常に立体感ある綺麗な動画が撮影できます。シーンに合わせて様々なレンズに交換して撮影できるので、表現力豊かな撮影が出来るのも特徴です。

 

EOS 80Dの動画機能

  EOS 80D
動画撮影 Full HD60、30、24fps等
動画形式 MOV/MP4
フォーカス方式 デュアルピクセル CMOS AF
AF方式 顔+追尾優先、ライブ多点、ライブ一点、手動
撮影モード HDR、タイムラプス、ジオラマ、モノクロ等
外部マイク
ヘッドフォン端子
バッテリー LP-E6、LP-E6N
動画1時間50分

一眼レフの光学ファインダーを使用した撮影の場合AFは専用の位相差AFセンサーを用いたものですが、動画の場合はそれが使えないので、イメージセンサー上の位相差AFやコントラスト方式のハイブリットなどメーカー毎に違う方式が使われています。
EOS 80Dではイメージセンサーの8割の全画素を使ってAFを行う、デュアルピクセル CMOS AFを採用しており、非常に広い範囲でAFを行い、非常に安定した撮影が可能となっています。

4Kには未対応ですが、フルHDで60、30フレームの撮影に対応しています。
インターレスではなくプログレッシブなので、解像力があり綺麗な映像です。
60フレームで記録したものを30や15フレーム/秒で再生すると、とてもきれいなスローモーション動画になります。

 

EOS 80Dの動画撮影必要なもの

EOS 80Dで動画を撮影するうえで必要なものは、カメラにレンズがあれば撮影できますが、手持ち撮影の場合は手振れ補正付のレンズがお勧めです。
更に、レンズの駆動音が動画の音声として記録されてしまう事があるので、動作音の少ないレンズがあるとより良いでしょう。
リングタイプのUSM(ウルトラソニックモーター)は写真では高速なAFが可能ですが、動作に若干の音が生じます。その音がカメラに記録されてしまいます。
STM(ステッピングモーター)を使用したレンズは、動作音が殆どなく、カメラに動作音が記録されずに撮影できます。
ですが、写真の撮影の場合はUSMに比べるとAF動作が遅いというデメリットがあります。
最近出てきたnanoUSMはUSMの高速なAFにもかかわらず、ほぼ無音でAF動作するので、動画の撮影には向いています。
ですから、EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS USM等のレンズは動画の撮影に最適なレンズと言えます。

 その他、音声にこだわりたいならマイクだったり、手持ちの撮影が重くて震えてしまうようなら一脚や動画用三脚などが必要になったりしますが、その辺は使っていくうちに徐々に買い増ししていけばいいだけの事です。