ピクチャースタイルについて取り上げてみたいと思います。
RAW現像をされる方は後からいじれるのでピクチャースタイルを気にされない方もいるかもしれませんが、JPEGで撮影するなら撮影時に予め設定しておいた方が後処理が少なくなり楽な場合もあります。
カメラでピクチャースタイルを設定するには、メニューからShoot3を選び、ピクチャースタイルを選択します。
今回は撮影はEOS80Dで撮影し、CANONのDigital Photo Professional 4(DPP)で現像処理の際にピクチャースタイルの設定を変更しています。
撮影はEOS 80Dですが、EOS 5D等のカメラでも基本的には同じです。
DPPはCanonのカメラに無料で付属するRAW現像ソフトで、PCさえあれば手軽にRAW現像を体験できます。
Canonの純正のソフトですから、カメラで撮影した物とほぼ同じ絵になる様に作られています。AdobeのLightroomとは違って、撮影時と全く違った印象になったりしません。
それでは各ピクチャースタイルの特徴を見ていきましょう。
■オート
シーンに合わせて自動設定されるスタイルで、特に青空、緑、夕やけなどを印象的に仕上げるモードとなります。
■スタンダード
鮮やかでくっきりとしたモードです。
私はこのモードで撮ることが多いです。
■ポートレート
肌色が綺麗に出て、人物撮影に向いたスタイルです。
■風景
青空や緑が綺麗で、くっきりとした写真に仕上がります。
■ディテール重視
被写体の細部の輪郭や質感の描画が得意なスタイルで、やや鮮やかになります。
■ニュートラル
メリハリの少ない控え目の描画で、パソコンでの後処理に向いたスタイルです。
■忠実設定
色温度5200K前後で撮影した際に実際の色味と近い色で撮影できるスタイルです。
控え目な色合いとなります。
■モノクロ
一番違いが分かりやすいと思いますが、モノクロになります。
違いが分かりにくいと思いますので、一覧にしてみました。
淡いピンク色が変化しているのがわかるかと思います。
これだけ見ても、わかりづらいので、空の青さを比較するために別のものを用意しました。
これを見ると、説明書にある様にオートと風景は空の青さが綺麗に出てます。
ニュートラルは青の彩度が低いのか、くすんだ色味になってます。
ポートレートは肌の色味が綺麗に出るスタイルなので、人を撮らないと違いが分かりにくいですね。
各ピクチャースタイルを適用した画像のヒストグラムを見てみると、グラフは殆ど変わってません。
つまりコントラストや明るさといった部分はこの辺の設定では変化せず、彩度などの発色の方向性やシャープネスをコントロールするもののようです。
余裕があったら、続きを書きたいと思います。
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