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Canonのミラーレス機で使用できるモバイルバッテリー(R3、R5、R6、R8、R7、R10、R50)


Canon EOS R6、R6 MarkII、R5などのミラーレス機は、純正のバッテリーLP-E6NH以外に、USB-C端子で給電及び充電にも対応しています。
規格さえ合えば、モバイルバッテリーからの給電や充電にも対応しており、バッテリーの減りの早いミラーレス機の弱点を補う形で併用する事も出来ます。
今回は、キヤノンのミラーレス機(EOS R6、R6 MarkII、R5、R8、R7、R50、R10、R3など)で対応したモバイルバッテリーを紹介します。

 

 

電源コネクターが近くにあるなら、USB電源アダプター PD-E1を使用すると直接給電、充電が可能です。
ですが、電源アダプターなんて気軽に持ち歩けませんし撮影場所に絶対に電源コネクターがあるとも限りません。
そこで、外出先での長時間撮影の場合は、カメラ内に内蔵するバッテリー以外に外部電源としてモバイルバッテリーも併用して使用します。

充電:カメラ内でバッテリー充電が出来る事。
給電:外部から電力を供給しながら撮影が出来る事。

 

キヤノンが動作確認しているモバイルバッテリー

キヤノンの公式の案内ではAnkerの45Wタイプのモバイルバッテリーを使用して検証しています。

【ミラーレスカメラ】EOS R6 Mark IIで市販のモバイルバッテリーを使ってUSB充電・給電ができますか?(キャノンの公式サイト)

楽天のAnker公式ストアで販売されているのがAnker PowerCore+26800PD45W(26800mAh)です。


 

 

色々検索して調べてみると、デジカメWatchで検証企画があったので紹介しておきます。

各社のモバイルバッテリーを使用して、充電、給電が出来るかを検証しています。

特別企画:キヤノンEOS R7とEOS R5に給電できるモバイルバッテリーの条件とは? - デジカメ Watch

 

ミラーレス機で使用できるモバイルバッテリーの条件

検証記事を見てみると、対応しているモバイルバッテリーの条件としては、USB PDに対応している事。
また、EOS R5、R6、R8、R7等といった機種の場合は、5V=3A、9V=3Aに対応している事。
5V=3Aで充電、9V=3Aで給電が対応条件です。

EOS R3の場合は、バッテリーがEOSシリーズでは一回り大きいLP-E19で、5V=3A、15V=3Aに対応して入る事が条件になります。
5V=3Aで充電、15V=3Aで給電が対応条件です。

USB-Cポートで5V=3A、9V=3A、15V=3A(R3のみ)の条件で対応しているモバイルバッテリーは限られ、少し検索して調べたらAnkerとCIOの2社で製品を出していました。

 

対応するモバイルバッテリーのワット(W)数

キヤノンで検証済みのモバイルバッテリーは45Wのものです。
45Wなら全部使えるという訳ではなくて、先にあげた”5V=3A、9V=3A、15V=3A”も合わせて必要な条件となります。
ワット(W)は、アンペア(A)とボルト(V)をかけた数値と同じですから、
9V x 3A = 27W となります。
R3以外の機種は最低でも30Wに対応していないと充電と給電の両対応出来ないという事になります。

R3で給電に対応したモバイルバッテリーは、
15V x 3A = 45W となります。


モバイルバッテリーによっては、各ポートの合計がワット数と表示されているものもあるので、購入前に必ず確認が必要です。
モバイルバッテリーに充電機能もあるものは、コンセントに接続している時だけ45Wの出力に対応し、コンセントから抜いてモバイルバッテリーとして使用する場合は45Wに対応していないという事もあります。
購入前に性能をよく確認しておく必要があります。

 

CIOのSMARTCOBY PRO

CIOのSMARTCOBY PROも条件に合ったモバイルバッテリーです。
SMARTCOBY PROは30Wで、5V=3A、9V=3Aの両対応しているので、R3以外のミラーレス機で使えるモバイルバッテリーとしては最低限の基準をクリアしています。
バッテリー容量は10000mAhとキヤノンのミラーレス機で使われているバッテリーのLP-E6NH(2130mAh)と比べても約5倍の容量を持ちながら小型軽量です。
小型軽量で携帯性に優れるので、いざとなった時の予備バッテリーとして使用するのに最適です。
カメラだけでなく、スマホでも使用できるのが嬉しいところです。


 

 

Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)

Anker 521 Power Bank (PowerCore Fusion, 45W)は電源コネクターが付いていて、直接充電ができるタイプです。
電源コネクターに直接接続している時だけ急速充電器として45Wの給電に対応しており、EOS R3に給電できます。
電源コネクターから外すとモバイルバッテリーとして動作して、最大で3V=9Aの出力になります。
5000mAhの大容量のバッテリーが内蔵されているので、それなりに長時間の撮影でも問題なく使えると思います。


 

 

 

 

EOS R3に対応したものは、先にあげたAnkerのPowerCore+26800PD45W(26800mAh)の他にAnker 537 Power Bank (PowerCore 24000, 65W)、Anker PowerCore III Elite 25600 87Wなどもあります。
45W以上の高出力に対応したモバイルバッテリーですが、R5、R6、R7等といった機種でも問題なく使用できます。(大は小を兼ねる)
65Wクラスのモバイルバッテリーなら、ノートPCの充電、給電もできるので、カメラ以外の用途でも使用できます。


 

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