東京写真館

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Canon EOS R6レンズを正常に認識できない不具合【故障】

Canon EOS R6を2022年の10月に購入して使用しています。
その後にすぐにEOS R6 MarkIIも発表になって、二台体制で使用しています。
使用していてレンズを認識できていない不具合が何度か出てきたので、保証期間中にサポートに修理を依頼しました。

 

レンズが認識できない不具合というのは、レンズの絞りが「00」と表示されるものです。
カメラの電源を入れた直後やスリープ状態から復帰した直後、レンズ交換した直後に絞りが「00」となって撮影が出来なくなります。
レンズを一度外して着け直すと復帰して撮影が出来ます。
レンズは、EF24-70mm F2.8 LII、EF16-35mmF4 L IS、EF70-200mmF2.8 L IS IIと満遍なく出ており、純正のマウントアダプターを使用しています。
R6のファームウェアは現状の最新版の1.8.2ですが、それ以前から出ています。

撮影途中で急になることが無かったので、決定的におかしなことになるまでしばらく様子を見ながら使っていましたが、液晶画面を見ながら撮影途中に「レンズのファームウェアアップデートに失敗しました」というメッセージが表示されて撮影できなくなったのを見て、鳥肌が立ち修理に出す事にしました。
レンズのファームウェアはSDカードには入っておらず、メニューからファームウェアのアップデートを選択したわけでもなく、液晶画面に風景を表示して撮影していた途中に急にそういったメッセージが表示されました。

 

サポートに持ち込んだ際の所見では、カメラ側のメイン基板異常ではないかという事です修理を進めてもらいました。
サポート側で検証した結果、案の定そういう症状が出ないという連絡を頂き、同時預けたマウントアダプターとその際に使用していたEF 16-35mm F4も同見てもらう事になりました。

修理内容は、EOS R6のボディは、メイン基板ユニット交換、MIF接点ユニット(マウント部分の接点)交換ですが、保証期間内なので¥0でした。

EF 16-35mm F4は、技術料だけで¥12000と以下の部品交換になります。
レンズマウント(¥4110)
防滴マウントゴム(¥1710)
ズームリングゴム(¥920)
合計¥20614

 

EF-EOS Rマウントアダプター

こちらは点検のみで¥5500でした。

 

CPS会員は約半額になります。(金額はCPS会員価格を元に割り出していますので、一般窓口の価格だと若干違う可能性があります。)

 

 

今回のファームウェアに失敗したと表示されるエラーは、何かのエラーが出た際にエラーの種別を正確に判別できずに、誤ったエラーの表示処理がされたのだと考えます。
エラーの種別を正確に認識できない事例は過去にもあったようです。
ファームウェアのアップデートに失敗したというメッセージが出た際に、絞りが「00」と表示されていたので、レンズの認識が正常にできずにエラーを出したが、そのエラー種別を正確に認識できずに誤ったエラー表示をしたという事なんでしょう。
これでエラーが減ってくれるといいんですが・・・

 

修理に出してしばらく使用してみましたが、絞りが「00」と表示される事がほぼ無くなりました。
接触が悪いとか、汚れていると同じ症状が出てもおかしくないので、全くでない訳ではないですが、以前ほど頻発する事は無くなりました。
基盤と接点交換でかなり改善されました。

 

CANON EOS R6、R6 MarkII徹底レビュー