キヤノンEOS R6、R6 MarkIIのブラケット撮影について機能を確認していきたいと思います。
ブラケット撮影とは、露出をずらして複数枚撮影するものです。
複数枚撮影して一番いい露出のものを選ぶという撮影もできますし、複数の露出で撮影したものを合成してダイナミックレンジの広い画像を得るHDR(High Dynamic Range)合成用の素材として使用する事も出来ます。
ブラケット撮影設定
EOS R6、R6 MarkIIでブラケット撮影するには、メニューの撮影(SHOOT)2から、「露出補正/AEB設定」より設定が出来ます。
もしくは、Infoボタンを押して撮影時の液晶表示を↓これにします。
Qボタンを押して「露出補正/AEB設定」を選択します。
ブラケット設定は、メイン電子ダイヤルを回す事でどれくらい露出をずらして撮影するかのを設定が出来ます。
ブラケット撮影枚数
ブラケット撮影する枚数は、メニューからC.Fn1にある、「ブラケティング時の撮影枚数」より、2~7枚の範囲で設定できます。
標準で3枚になっていますが、露出差が激しい等の条件なら5枚でもいいかもしれません。
露出を1段ずらして3枚撮影した写真
電子シャッターがお勧め
ブラケット撮影では一度に3~5枚の撮影枚数になってしまうので、シャッター耐久を気にせず撮影が出来る電子シャッターが良いと思います。
EOS R6 MarkIIではブラケット撮影時に電子シャッターが使えますが、EOS R6では電子シャッターを使用したブラケット撮影は出来ない様です。
電子シャッターを使用すると、フリッカーレス撮影が使用できなくなるので屋内や照明が画面内に入る場合には注意が必要です。
電子シャッターが有効な点はシャッター耐久に影響しないだけでなく、連写枚数が早いので、風景などが動かないように素早く撮影ができる点です。
EOS R6 MarkIIの電子シャッターは、高速連続撮影+の設定になっていると秒間40コマなので一瞬で撮影が終わります。
シャッターを押しっぱなしで指定してある枚数が撮り終わったら撮影が止まります。
スローシャッターになって三脚に固定して撮影する際には、リモコンがあると便利です。シャッターを押すタイミングでブレてしまう可能性があるので、リモコンを使う事で防ぐことが出来ます。
保存形式
保存形式は後から色味などを微調整できるRAWがお勧めですが、色味をあまり気にしないならJPEGでも問題ありません。
三脚は必要?
LightroomでHDR合成するなら、三脚は必須ではありません。
手持ちで多少ずれていても自動で調整して合成してくれます。
使用するツールによっては必須になる場合もあります。
露出をずらして+2段、3段といった露出で撮影するとシャッタースピードが遅くなってブレてしまったり、夜景などを撮影する際は三脚があった方がいい場合もあります。
HDR合成編へ続きます。
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